日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

01/22/2013 12:58 AM

 インド国内のモバイル広告市場が伸び悩んでいる。

 広告業界の推計によると、デジタル広告市場が4億米ドル規模に達する中、モバイル広告が占める割合は全体の1割程度にとどまる。 

 2015年までに国内のインターネットユーザーの75%が携帯電話やタブレット(多機能携帯端末)を通じてアクセスするようになることが予測され、広告代理店やモバイル関連技術の開発企業はモバイル広告市場の成長に大きな期待を寄せている。だが、実際には「多くの企業は試験的にモバイル広告を掲載しているに過ぎない」(モバイルマーケティング大手モバイル2ウィン、マハラシュトラ州ムンバイ)のが現状だ。

 広告に多額の資金を投じる企業の間でも、モバイル広告が占める割合は5%程度。携帯電話やタブレットなどのメーカー、携帯サービス会社でも7%という低さ(デジタルメディア大手コミル・メディア、ムンバイ)だ。

 国内最大のメディア企業ザ・タイムズ・グループ傘下タイムズ・モバイルの幹部はモバイル広告の普及が遅れている背景について、「過去にSMS(ショートメッセージ)の形式で配信されていた経緯があり、企業の間で『遅れた技術』というイメージが浸透している」点を指摘する。

 米ヤフーのインド・東南アジア事業のマーケティング事業を統括するニティン・マツール氏も「多くの企業にとり、モバイル広告は最も優先度が低い選択肢」と分析している。

 また、広告を見た人のうち、実際に商品やサービスを購入した人の割合を示す「コンバージョン・レート」が低水準にとどまっていることも、企業がモバイル広告の掲載に二の足を踏む要因となっている。

 繊維・アパレル大手レイモンドのムリンモイ・ムカジー・マーケティング事業開発担当取締役は、「同レートがもっと上昇しないことには企業がモバイル広告事業に本腰を入れるの状況はやってこないのではないか」との見方を示している。

1/19/2013 


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