日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

01/07/2013 09:41 PM

 インド北部を襲った半世紀ぶりとなる寒波は、大手小売業の業績にも大きな影響を与えている。

 防寒着などが好調な売れ行きをみせる店舗がある一方、寒さで外出を控える人が増え、客足の減少に頭を悩ませているところも出ている。

 ライフスタイルやウッドランド、リライアンス・リテール、フューチャー・グループ傘下の各チェーン店などでは、デリー首都圏やパンジャブ州アムリトサル、同ルディアナ、連邦直轄地チャンディーガルなどの店舗で、年末年始の1週間の来店者数と売上高が前年同期との比較で20-30%増加した。ウール製品やジャケット、防寒ブーツ、手袋など冬に需要が増える商品に加え、靴、キャップ、下着類などが好調で、業績の伸びをけん引した。

 フューチャー傘下の家電量販店eZone(イー・ゾーン)では北部の店舗で湯沸かし器や暖房器具の販売が50%を超える伸びを記録。「店頭に並べてもすぐに売れてしまうため、毎週在庫を補充している状況」(同社幹部)という。

 一方で、寒波が業績にマイナスの影響を与えた店舗もある。ウッタルプラデシュ州ノイダのショッピングモール「グレート・インディア・プレイス」ではこの数日間、来店者が25-30%も減少した。数十年ぶりとなる寒さに加え、昨年末にデリーで発生した暴行事件で被害者の女性が命を落とすという結末を迎え、「派手な宣伝活動を展開しにくい雰囲気にあった」(アシシュ・シャルマ店長)ことも客足の減少を招いた。

 デリーの繁華街カーン・マーケットでも状況は同じだ。同地区に店を構える喫茶店の店長は「厳冬のせいで1月に入ってから来店者の数は40%程度減った」と話す。

 観光業も厳冬の影響を受けた。寒さの一因となった濃霧の影響で視界不良となり、1日以降、早朝に出発する約100の航空便で運航に遅れが出た。

 ニューデリーの旅行代理店「インディア・ビジョン・ツアーズ&トラベルズ」では国内旅行の予約客の10-15%が予定をキャンセル。鉄道でも3日午後の時点で列車2本が運休、21本で運行に遅れが出た。

1/4/2013


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