日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

01/07/2013 09:42 PM

 インドの朝食用オートミール市場が拡大を続けている。

 現在の市場規模は20億ルピー。この数年間は年率40%超のペースで成長を続けている。

 ペプシコやグラクソ・スミスクライン(GSK)コンシューマー、ケロッグ・インディアなど外資系のメーカーに加え、ブリタニア・インダストリーズやマリコなど地場メーカーも健闘している。

 以前は「健康には良いが、おいしくない」という評価が一般的だった。だが、この2-3年の間、各メーカーが試行錯誤を重ねた結果、健康に良いだけでなく、味もインド人の嗜好に合った製品が出回るようになった。

 これまでは南部が市場全体の4分の3を占めてきたが、近年はそのほかの地域でも消費が拡大しており、全国的に普及が進んでいる。 

 ブランド別ではペプシコが約7年前にインド市場に投入した「Quaker Oats(クエーカー・オーツ)」が35%のシェアを抑えてトップ。マリコの「Saffola(サフォラ)」が16%、GSKコンシューマーの「Horlicks(ホーリック)」が12%で続いている。

 マリコは香辛料を混ぜ合わせた「マサラ」味のオートミールを国内で初めて発売。ペプシコも昨年にマサラ味の製品を発売したほか、今月に入り南部伝統の軽食「ウプマ」と米を材料に使うフレーク「ポハ」風味のオートミールの販売を始めた。ケロッグ・インディアとGSKコンシューマーも近く、マサラ味の商品を発売することを計画しているという。

 さらに、ヒンドゥスタン・ユニリーバ(HUL)とネスレのインド法人ネスレ・インディアの国内2大食品メーカーも近く、オートミール市場に参入する方針だ。 

 両社ともこのところ加工食品事業などが伸び悩んでおり、オートミール事業への参入で業績の回復を目指す。関係者によると、HULは「Knorr(クノール)」、ネスレは「Maggi(マギー)」からそれぞれ販売を予定しているという。

 小売国内最大手フューチャー・グループ傘下の大手スーパー、フード・バザールのデベンドラ・チャウラ社長はオートミール市場の今後の展望について、「朝食用としてだけでなく、おやつなどとしても消費されるようになるかどうか、子供にも受け入れられるかが今後の課題」と話している。

1/4/2013 


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