日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

01/16/2013 02:17 AM

 タタ・モーターズが業績拡大に向けた社内改革を加速させている。

 外部からの人材登用に加え、部品の共通化などコスト削減策を推進。乗用車部門では2020年をめどに国内2位に、競争が激しさを増す商用車部門ではマーケットリーダーとしての地位を維持することを目指す。

 社内組織の改革ではゼネラル・モーターズ(GM)韓国法人出身のM・ベンカトラム氏を国際調達担当に、サムスンのインド法人サムスン・インディアでIT(情報技術)・モバイル機器事業を率いたランジト・ヤダブ氏を乗用車部門のトップに充てる人事を断行した。これに伴い、同社はこれまで別々に行っていた乗用車と商用車部門の調達業務を統合する方針。

 また、インドと英国、イタリア、韓国にあるエンジニアリングセンター間の交流を促進し、相乗効果を高めるほか、傘下に持つ英国のジャガー・ランドローバー(JLR)と調達や設計、エンジニアリングなどの分野で共通化を推し進める。

 乗用車部門では商品開発力の強化に取り組む。消費者や販売代理店、部品メーカーなどを対象に実施したタタ車に対する意識調査の結果、「新車種の投入や既存車種の改良が不十分」「品質が満足できる水準に達していない」という意見が多く出されたことを受けた措置。品ぞろえや品質に加え、これまで培ってきたブランド力を活用しながら顧客サービスにもこれまで以上に力を入れ、タタに対する企業イメージの改善を図る。

 車種別では、超低価格車として発売当時話題となった「Nano(ナノ)」の改良を強化する。

 国内の商用車市場は今後5-10年間にわたり、年率10-15%のペースで成長することが見込まれており、メーカー同士の競争も激しさを増している。

 タタの12年4-12月の商用車販売台数は32万6,245台と、前年同期と比べて2.75%減少した。中・高価格帯の車種が25%減の10万9,178台と大きく落ち込んだことが影響した。

 このため、タタは商用車部門でもラインアップの拡充を強化。これと並行してコストの削減にも取り組む方針だ。

 海外事業ではバングラデシュやネパール、スリランカなどの近隣諸国、中東の一部、北アフリカなどで確固たる事業基盤を構築しているが、今後はアジアや中東全域、東欧などの市場開拓を加速させる。

1/14/2013


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