日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

12/26/2012 09:45 PM

 インド国内で、モバイルバンキングの利用が拡大している。

 背景にあるのは人々の間での同サービスに対する関心の高まりとスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)の普及だ。「銀行間モバイル決済サービス(Interbank Mobile Payment Service)」を運営するインド決済公社(NPCI)の統計によると、11月の取引件数は8万6,884件、取引額は3億3,790万ルピーで、2011年12月の1万5,759件、5,300万ルピーから急増した。

 現段階で主な用途は残高照会や各種支払い、融資の申し込みなど。

 国営ステート・ バンク・オブ・ インディア(SBI)が抱える2億人の顧客のうち、現在520万人がモバイルバンキングを利用。このほか、ICICI銀行HDFC銀行など民間行大手行もサービスを提供している。

 利用者の増加を受けて、インド準備銀行(中央銀行、RBI)はそれまで5万ルピーと定めていた、商品やサービスの購入代金を支払うためにモバイルバンキングを通じて1日に送金できる金額の上限枠を撤廃するなど、利用者の利便性向上も進んでいる。

 モバイルインターネットサービスの利用拡大も、モバイルバンキングの普及に一役買っている。

 コンサルティング大手KPMGは報告書で、「14年には携帯端末からのインターネット利用がデスクトップパソコンによる利用を超え、モバイルバンキングの普及はさらに加速する」と指摘。年代別では18-32歳を中心に同サービスを便利と感じる人が増えており、この世代の普及率は年配の世代の3倍に達しているという。

 ただ、一方で、スマホを所有していても必要ないと感じているユーザーが多い(インド・ユニオン銀行幹部)のも事実。この幹部は「実際に利用すれば便利さを理解してもらえる。この層をいかに取り込むかが今後の課題」と話している。

12/23/2012


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