日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

12/24/2012 09:15 PM

 2012年中に開業予定だったショッピングモール建設事業のうち、58%が実際にはオープンしていないことが分かった。

 米不動産コンサルタティング大手クッシュマン&ウェイクフィールドのインド法人クッシュマン&ウェイクフィールド・インディアの統計によるもの。政府が外資系大手小売業に対する出資規制を緩和したことで、モールの開発を手がける不動産企業が来店者数などの予測の見直しを余儀なくされ、開店時期を来年に延期したことが要因。

 地域別ではマハラシュトラ州ムンバイとアンドラプラデシュ州ハイデラバードの2都市で予定通り開業にこぎつけたプロジェクトがゼロという結果になった。このほか、タミルナド州チェンナイで87%のプロジェクトが来年以降に延期されたほか、デリー首都圏も75%が先延ばしとなっている。  

 今年に入りこれまでに開業したショッピングモールは全国で10店舗。総床面積は31万9,600平方メートルで、地域別ではカルナタカ州バンガロールの17万2,800平方メートルが最大。

 全国のモールのテナントの空室率は20%で、前年から1ポイント改善した。新規開店が予定されていた案件の相当数が先送りとなったことが逆に奏功する形となった。

 ムンバイやデリー首都圏、アンドラプラデシュ州ハイデラバードは積極的な勧誘活動が寄与し1-2ポイント改善。バンガロールやチェンナイは新たにモールがオープンした影響で2ポイント上昇した。

 クッシュマン幹部は多くのモールが開業時期を延期した背景について「不動産開発企業の多くは外資の参入を歓迎しているが、外資がインド進出を発表してから実際の事業開始まで1-1年半のタイムラグがあるため、これに合わせて先延ばしする動きが広がった」と指摘。来年の動向については、延期分と新規計画分を合わせ、売場面積が111万5,000平方メートル増加するとの見通しを示した。

12/21/2012


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