日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

11/12/2012 07:13 PM

 インドでダイヤモンドの需要が伸びている。国内のダイヤモンド消費量は中国と並び今や世界第2位の規模に成長。現在も年率25-30%のペースで成長を続けている。

 国内に輸入される1億2,000万カラットのダイヤ原石のうち、少なくとも6%が国内で消費され、以前の3倍の水準に達している。経済成長に伴い所得が増えたことで、ダイヤを購入する余裕のある女性が増えたことや、金の価格が高騰し、ダイヤとの価格差が縮小していることなどが要因。

 このほかにも、インド社会でダイヤが普及している背景として、「Tanishq (タニシュク)」「Gili(ギリ)」「Gitanjali(ギタンジャリ)」など数多くのブランドが多様なサイズと価格の商品を展開していることが挙げられる。

 1990年代までは、1カラット以下のダイヤの原石を加工する技術を持つ職人がほとんどいなかったことから、大きなサイズの商品が多数を占めており、ダイヤを購入できるのは富裕層に限られていた。

 だが、これを商機ととらえた国内の輸入業者が、グジャラート州スーラトからラジャスタン州ジャイプールに広がる地域でダイヤの加工を手がける職人を計350万人育成した。こうした職人たちは100分の1カラットの原石でも加工できる技術を持っているのが特徴。これにより、1カラット以下の小さなダイヤでも商品として販売できる体制が整い、ダイヤが以前のようにインドの庶民にとって「高嶺の花」でなくなった。

 優れた職人を多く抱えるインドは世界で販売されるダイヤモンドの90%以上の加工を手がけており、インドは消費に加え、生産面でも「ダイヤモンド大国」の座に就いた。

11/11/2012


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