日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

11/28/2012 07:48 PM

 デリー首都圏政府は域内を通る約160の道路を対象に、年内にも事故や災害の発生時に緊急車両が通行するための専用車線を設ける方針を固めた。

 これまでは一般の車両と同じ車線を利用していたが、緊急時に道を空けない車が多く、短時間で現場に到着できないことが問題となっているため。

 通常は一般車両の通行を認める。緊急時にはサイレンを鳴らして非常事態が発生したことを知らせ、一般車両に同車線を空けることを義務付ける。違反者には罰則を科す方針。

 緊急車両専用車線は道路の右端に設置する。幅は3.5メートルで、ほかの車線と区別しやすいよう青色に塗装する。 

 同政策はデリー災害管理局(DDMA)が立案。これまでに交通局への通知を済ませており、今後は同局が広報や罰則の内容など詳細を詰める。

 専用車線を設ける160の道路は病院や消防署、行政機関などへの近さを考慮して選定した。

 「緊急時には道路を空けるべき」という意識が市民の間で低いことが問題の背景にあることから、有名クリケット選手を起用してFM放送で専用車線の設置についてドライバーへの周知を図る。DDMAでは「市民の意識を変えることも事業の目的の1つ」と説明している。

 DDMAはまた、本格的な設置を前に実証実験の実施を計画している。問題点の洗い出しに加え、ドライバーに準備期間を与えることが目的。

11/27/2012


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