日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

10/03/2012 02:00 PM

インドの都市部で、高級台所家電製品の売り上げが伸びている。

本来の台所での使用に加え、軽食を作る目的で居間や寝室などに置くケースが目立つ。経済成長に伴いスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)や自動車などを中心に広がった高価格な耐久消費財を購入する動きが台所家電に波及してきた。

成長をけん引するのはマハラシュトラ州プネ、カルナタカ州バンガロール、アンドラプラデシュ州ハイデラバードなどに住む、収入の多い若い夫婦だ。地方の中間層にも広がる兆候を見せているが、購入層の9割を大都市に住む高所得者層が占めている。

拡大する需要を取り込もうと多くの大手家電メーカーが品ぞろえの拡充に乗り出している。

ドイツの白物家電大手ミーレのインド法人、ミーレ・インディアは21万-25万ルピーのワインクーラーやコーヒーメーカーを販売。2014年までに年間10億ルピーの売上高を目指す。同じくドイツのシーメンスは8万ルピーのオーブンや14万ルピーのコーヒーメーカーを展開する。冷蔵庫は最も高い商品が55万ルピーとなっている。

サムスン・インディアは先ごろ17万9,000ルピーの冷蔵庫を発売した。パナソニックも近くこれに追随する構えだ。サムスンの幹部によると、冷蔵庫市場全体の需要が伸び悩む中、価格の高い両開き冷蔵庫は50%以上のペースで売り上げを伸ばしているという。

オランダの家電大手フィリップス・エレクトロニクスのインド法人、フィリップス・インディアは9月、同社のコーヒーメーカー「Saeco(サエコ)」をアジアで初めてインドで発売した。7万4,995ルピーと高価だが、同社が2カ月分と予想していた台数を最初の15日間で売り切ったという。

高級台所家電が普及している要因として「海外旅行者の増加」を挙げる意見がある。パナソニック・インディアのマニシュ・シャルマ消費者製品担当社長は「海外旅行を通じて外国の生活習慣に触れた経験が、新たな生活様式を求めるきっかけになっているのではないか」と指摘している。

10/1/2012                                       


この記事へのトラックバックURL:

http://indonews.jp/mt/mt-tb.cgi/22020

トラックバック一覧(0)