日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

09/26/2012 07:02 PM

 インドで口紅やマニキュア、マスカラなどカラー化粧品の売り上げが伸びている。

 仕事を持つ女性の増加が成長を後押しする要因となっている。各メーカーとも拡大する需要を取り込もうと、品ぞろえの拡充を急ぐとともに販路の拡大を進めている。

 英調査会社ユーロモニター・インターナショナルによると、インドのカラー化粧品市場は現在109億ルピー規模に達し、前年比20%増のペースで拡大を続けている。

 フランス化粧品大手ロレアルが4カ月前にインドで発売した「L'Oreal Paris (ロレアル・パリ)」ブランドのマニキュア製品「Color Riche Le Vernis(コロール・リッシュ・ル・ヴェルニ)」は、1本225ルピーという価格の安さも相まって、在庫切れの状態だ。

 購入しやすい価格に設定することで消費者の「お試し買い」を促し、顧客のすそ野を広げる戦略が功を奏している。インド法人ロレアル・インディアのサトヤキ・ゴシュ消費者製品担当取締役は「インドでの販売価格は世界で最も安い水準」と話す。ロレアルはもう1つの主力ブランド「Maybelline New York(メイベリン・ニューヨーク)」でも1本100ルピーのマニキュア製品「Colorama(コロラマ)」を販売している。

 ヒンドゥスタン・ユニリーバ(HUL)や米レブロンも低価格帯と高価格帯の両方でブランドを展開、これまでのところ好調な売れ行きをみせている。
 
 市場の拡大に伴い新たな参入も相次いでいる。英国のラッシュは7月にインドのカラー化粧品市場に参入。現在、高級ブランド「Emotional Brilliance(エモーショナル・ブリリアンス)」を展開している。

 地場のロータス・アーバルズは今月に入り、同じく高価格帯のブランド「Pure Stay(ピュア・ステイ)」を投入した。

 インド合同商工会議所(ASSOCHAM)は国内の化粧品売上高について、14年までに現在の倍に当たる2,000億ルピーに達すると予測。「働く女性の増加、大都市に加え中小都市での需要の増加、低価格ブランドの浸透が成長を押し上げる」と指摘している。

 現段階でインド人女性1人当たりの化粧品購入額は日本や香港の40分の1、中国の半分にとどまることから、今後も大きな成長を見込めそうだ。

9/25/2012


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