日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

09/18/2012 10:40 PM

 インド政府は先週、複数ブランドを取り扱う外資系小売企業による地場同業への出資について、51%を上限に認める方針を決定した。

 これにより今後、海外小売大手のインド進出が加速することが予想される。だが、小売世界最大手の米ウォルマートは現段階で慎重な姿勢を見せており、早期の出店については否定的だ。

 インド法人、ウォルマ†ト・インディアのラジ・ジャイン社長は取材に対し、「もちろんインドでウォルマートの店舗を出店したい考えはある」と表明。一方で「現段階で将来のインドでの事業計画について話すのは適切でない」とする認識を示した。

 ジャイン氏は「まず今回の規制緩和の中身をよく理解することが必要。関係者への説明や現在の市場の状態を見極めることも不可欠。インド事業の方向性を決めるのはその後になる」と述べ、慎重な姿勢を示した。

 ウォルマートは現在、地場のコングロマリット、バルティ・エンタ†プライシズとキャッシュ&キャリーチェーン「Best Price Modern Wholesale(ベスト・プライス・モダン・ホールセール)」を17店展開している。年内にはさらに12-15店を出店する計画だ。

 政府は外資の出資を認める条件の1つとして、出資開始から3年以内に製造や加工、品質管理、流通、物流などに関連するインフラ整備に投じた資金の割合を総投資額の5割以上とすることを義務付けている。

 ジャイン氏はこれについて「消費されずに廃棄される農作物が減少し、価格の低下をもたらすほか、農民の生活水準向上にもつながる」と述べ、応じる考えを示した。

9/16/2012


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