日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

08/21/2012 10:31 PM

 インドの男性の間でひげや胸毛など、無駄毛の処理に対する関心が高まっている。

 水泳や競輪、レスリングなど人気アスリートを真似る人が増えていることが要因。これに伴い、大手家電メーカーのひげ剃りがヒット商品となっているほか、美容クリニックなどへの男性の支出額が大きく増える傾向にある。

 オランダの家電大手フィリップス・エレクトロニクスのインド法人、フィリップス・インディアは8月初めにボディーシェーバーを発売。発売からまだ日が浅いが、既にデリーやパンジャブ州アムリトサール、同ルディアナ、連邦直轄地チェンディーガルなどで大ヒット商品となっている。同社のアールシ・アガルワル・パーソナルケア製品部門担当社長によると、所得のうち身だしなみに関する商品への支出額の伸び率は、男性が女性を上回っているという。

 マリコ傘下の美容クリニックチェーン、カヤ・スキン・クリニック(マハラシュトラ州ムンバイ)では、この数カ月の間、男性利用者の平均支出額が約7,000ルピーと、女性とほぼ同じ水準に達している。需要をけん引しているのが、アンチエイジング医療やしわを取るためのボトックス注射を初めて使う人の増加だ。都市部の店舗では、レーザーによる永久脱毛を利用する人も増えているという。

 全国に330店を展開する大手美容院チェーン、ジュード・ハビブの代表で、有名スタイリストのジュード・ハビブ氏は「ニューデリーやマハラシュトラ州ムンバイの店舗を訪れる男性客の約半数から胸毛の処理やまゆ毛の手入れへのリクエストを受ける」と話す。同氏によると、こうしたトレンドは約1年-1年半前から始まり、現在全国各地に急速に広まっている。今では同チェーンを利用する男性客の月の平均支出額は1,000ルピーに達し、女性客の平均1,200ルピーに迫る勢いという。

 大都市に加え、地方の小都市でも無駄毛を処理する男性が増えている。パナソニックはこうした層の取り込を狙い、値ごろ感を前面に打ち出した無駄毛処理器や電気シェーバーを展開している。男性用グルーミング製品市場にパナソニックが占めるシェアは18%。同社はこれを今年度中に25%まで引き上げる方針だ。

8/18/2012


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