日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

08/16/2012 09:57 PM

 国産タイヤに比べて価格の安い中国製タイヤの輸入量が急増し、国産タイヤの売り上げに影響が出始めている。

 第1四半期(4-6月)の中国製タイヤの輸入量はバス・トラックなど商用車用が前年同期比で7.6%減少したものの、普通車用は24%増の140万本と大幅に増加した。 

 中国製の輸入増加の背景にあるのが国産タイヤを大幅に下回る価格の安さだ。ラジアルタイヤに限っても中国製は商用車用で20%、普通車用で30-35%程度、国産タイヤよりも割安な価格で販売されている。今では国内で使用されているラジアルタイヤの約60%を中国製が占めている。

 中国製タイヤはインド製タイヤに比べて品質で劣るとされる。だが、価格の安さを理由に国内のタクシー業界でも中国製を導入する動きが拡大。国内を走るタクシーに中国製タイヤが占める比率は約20%に達している。

 こうした現状に国内タイヤ業界は危機感を募らせており、政府に対し、中国製タイヤを対象に輸入税率引き上げなどの実施を要請している。

 アポロタイヤのサティシュ・シャルマ社長は「欧米やブラジルなどでは政府が国内産業保護に向けた対策を打っているが、インドでは中国製タイヤが投げ売りの状態だ」と述べ、政府の無策を批判した。

8/15/2012


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