日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

07/18/2012 10:33 PM

 国内の空港の民営化や施設拡張が進む一方、海外の高級ブランドによるインドの空港施設内への店舗開設は鈍い動きが目立っている。

 イタリアの高級ブランド、フェラガモの幹部は数カ月前、インディラ・ガンジー国際空港でインド政府高官と面会。同幹部はこの際、2010年に供用を開始した第3ターミナルを高く評価したものの、会談では同空港内への出店に関する話は出なかったもようだ。

 フランスのコングロマリット、LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン傘下のルイ・ヴィトンも、国内店舗はショッピングモールやホテルに限られ、空港への出店計画はみせていない。

 スイスの高級時計メーカー、タグ・ホイヤーも世界各国の空港では専門店を展開する一方、インドの空港では地場の大手腕時計販売チェーン、エトス・スイス・ウォッチ・スタジオズ(連邦直轄地チャンディーガル)がインディラ・ガンジー国際空港とバンガロール国際空港(マハラシュトラ州)に持つ店舗で商品を販売するにとどまっている。

 ルイ・ヴィトンのアジア事業を統括するティッカ・シン氏は「海外ブランドの出店を促すには空港設備を他国と同等の水準に引き上げる必要がある。インド人観光客は空港でウイスキーや煙草は購入するが、ブランド服や腕時計、アクセサリーなどは買わない」とも述べ、出店してもインド人観光客のニーズに合致しないとの見方を示す。

 このほか、店舗スペースの賃貸料が市内に出店する場合と比べて2倍多くかかることやセキュリティーの確保、不規則な勤務時間など、解決すべき課題は多い。

 ある業界関係者は「空港でブランド商品を購入するインド人は極めて少数。海外の高級ブランドがインドの空港で成功を収めるには後10年はかかる」との見通しを示している。

7/17/2012


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