日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

07/18/2012 01:14 AM

 インドで白物家電の売れ行きが低迷している。

 長引くインフレや金利の高止まり、ルピー安による製造コストの上昇などが要因。都市部では既に落ち込みが鮮明となっており、メーカー各社は農村部に活路を見出そうとしているが、モンスーンの降水量が平年を下回る状態が続いており、都市部の不振を補うのは難しそうだ。

 ケララ州で8月から始まる祝祭「オナム」を皮切りに、翌年の1月まで農村部では多くの祭事が催される。同地域では例年、この期間に白物家電の販売が大きく増えるが、今年は雨量が少なく、農作物の作柄への影響が懸念され、大幅な売上げ増は期待できない状況だ。

 家電量販業界のまとめによると、今年に入ってからこれまでのエアコンと冷蔵庫の販売台数は前年同期を30%下回っているという。

 雨量が少ないことに加え、製造コストの上昇により小売価格が跳ね上がっていることも消費者離れの一因となっている。各メーカーはこの8カ月の間、3-4回にわたりエアコン、冷蔵庫、洗濯機の販売価格を引き上げており、中には小売価格が18%上昇した製品もある。

 こうした中、メーカーの中には現状の打開に向けた取り組みを始める企業も出てきた。

 パナソニックはこれまで手がけてこなかった商品カテゴリーへの参入を進めるほか、インド人の嗜好に合った製品を積極投入する。価格も他社より低めに設定することで競争力を高める方針だ。

 LGも低価格製品の投入で消費者の取り込みを目指す。LGインディアのラクシュミカン・グプタ氏は「最低でも昨年と同水準の売り上げを確保したい」と話している。

7/15/2012


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