日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

07/26/2012 09:37 PM

 コングロマリットITCの日用品事業で収益の改善が続いている。

 中でも赤字幅の減少をけん引しているのが、パーソナルケア製品と加工食品の2つの部門だ。09年度に34億9,000万ルピー(約48億8,000万円)あった同事業の赤字は10年度に29億7,000万ルピーに縮小。11年度には前年度を35%下回る19億5,000万ルピーにまで減少した。

 ITCでは2017年をめどに同事業の黒字化を目指しているが、このペースで収益改善が進めば、当初の計画より早く目標を達成する可能性が出てきた。

 日用品事業の順調な収益改善を支えているのが、同社の農業部門と全国の農家を結ぶネットワーク「eチョウパル(e-Choupal)」だ。

 全国の400万世帯の農家とインターネットによるネットワークを構築し、これを介してパーソナルケア製品や加工食品の原材料となる農作物などを調達している。仲介業者を通さず農家から直接買い付けるため、市場価格を大幅に下回る低価格で購入でき、日用品事業の生産コスト削減に大きく貢献している。

 ITCはコンピュータの設置やインターネットの接続などで農家を支援するほか、市場や農業に関する情報提供なども行っている。

 ITCがeチョウパルを始めたのは今から10年以上前。近年では農作物のサプライチェーン(供給網)としてだけでなく、ネットワークを介して農村部の消費者に日用品を販売するなど、同社の新たな流通網としての機能も果たしている。

7/25/2012


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