日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

06/18/2012 03:09 AM

 三菱重工が建設エンジニリアリング大手ラーセン&トゥブロ(L&T)の子会社への出資を検討していることが分かった。同社は現在、本国以外で初となる造船所の建設を目指している。原壽船舶・海洋事業本部長が13日、日本のメディアに対し「数年後をめどにL&Tの造船子会社、L&Tシップビルディングに出資したいと考えている」と明らかにした。

 三菱重工とL&Tは昨年12月、三菱がL&T側に船舶の設計や品質管理の分野で協力することで合意している。両社はこのほかにも超臨界ボイラーと蒸気タービン発電機の生産でも合弁事業を運営する。

 L&TのMV・コトワル重工業部門担当社長は「三菱の意向は聞いているが、当社への出資についてこれまで三菱側と協議した事実はない」と述べた。その一方で、「もし打診があれば検討する用意がある」と語った。L&Tは「三菱に限らず、L&Tは長期にわたり当社の企業価値を高めることができる提携に対し常に門戸を開いている」とする声明を発表した。

 世界の造船業界は日中韓の3カ国で75%のシェアを握る一方、インドが占める比率は0.1%ほど。このためインドの造船企業は民間向け船舶の建造をあきらめ、国防省からの海軍関連事業の受注に活路を見出そうとしている。L&Tはグジャラート州ハジラに造船所を持つほか、現在タミルナド州チェンナイ近郊のカツパリでも新たな造船所の建設を進めている。ある金融アナリストは、L&Tの造船事業の現状について「多くの不具合が出ており必ずしも順調ではない」と指摘。そのうえで「同社に残された選択肢は造船事業からの撤退か、外部からの出資受け入れのどちらか」と述べ、三菱重工による出資が実現する可能性は低くないとの見方を示している。

6/14/2012


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