日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

06/06/2012 09:24 PM

 国内で排出される電子廃棄物のリサイクル率が5%以下の水準にとどまることが分かった。

 インド合同商工会議所(ASSOCHAM)がまとめた報告書によるもの。要因として、リサイクルに必要なインフラ施設の不足や法体系の整備が進んでいないことなどが挙げられている。

 報告書によると、国内で発生する電子廃棄物は年間44万トン。このうち約半分が「適切に処理されず、ごみ廃棄場や廃品置き場、倉庫などに放置されている」という。

 ASSOCHAMのDS・ラワト事務局長は「回収された電子廃棄物のうち9割以上が小規模の廃品回収業者によって集められており、こうした業者は廃棄物を分解するだけでリサイクルには回していない」と指摘。そのうえで「実際には電子廃棄物の多くは再生可能」とし、「一定以上の規模の廃品回収会社と部品メーカー、大手IT企業などが連携してリサイクルを進めることで一大産業が生まれる可能性がある」との考えを示した。

 電子廃棄物を種類別にみると、パソコン関連機器が68%で最も多い。次いで携帯電話など通信機器(12%)、電気設備(8%)、医療機器(7%)、家電製品(5%)などの順となっている。

 ASSOCHAMでは、パソコンやその他の電化製品などを回収、リサイクルして学校や非営利法人(NPO)が運営する児童養護施設などに寄贈することを提唱している。

 また、政府と連携して電子廃棄物のリサイクル促進に向けた制度の構築、電子廃棄物が与える環境への影響などについて、消費者を対象に啓蒙運動を展開することなども検討している。

6/5/2012


この記事へのトラックバックURL:

http://indonews.jp/mt/mt-tb.cgi/21180

トラックバック一覧(0)