日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

06/01/2012 12:21 AM

 エアコンの販売台数が前年同期と比べて4割程度減少している。

 原材料価格など生産コストの上昇や省エネ規制が厳しくなったことで、小売価格が前年と比べて約25%上昇していることが要因だ。

 スプリット型エアコンのうち、最も厳しい省エネ規制に対応していることを証明する「5ツ星」を獲得したモデルの小売価格は現在3万6,000ルピー。昨年同期の3万ルピーから6,000ルピーも値上がりした。さらに昨年の5ツ星から規制が厳しくなったことで今年は「4ツ星」タイプとして売られている製品でも3万3,000ルピーで販売され、それほど価格は下がっていない。

 この結果、4月の販売台数は前年比で20%減少。各メーカーは5月に入ってからの需要拡大に期待したものの売り上げは伸びず、後半に入り北部や東部で暑い日が続いたにもかかわらず売り上げにほとんど変化は見られなかった。

 サムスン・インディアのラビンデール・ズッシ副社長は「価格が高止まりしていることや景気の低迷もあり、消費者は値下がりするのを待って購入を控えている」と指摘する。

 ダイキンの今年4-5月の売上高伸び率は前年同期比5%増と前年の50%増から大きく落ち込んだ。同社では「価格の上昇に加え、4月は夜が涼しかったため」と分析している。

 メーカーの間では6月以降さらに売り上げが落ち込むとの声が大勢を占める。このところのルピー安で海外から輸入する部品の価格が上昇、今後さらに4-10%程度の値上げを迫られる可能性があるためだ。

 ゴドレジ・アプライアンシズのカマル・ナンディ販売営業担当副社長は「当社はコンプレッサーやコイルなどエアコンに使用する部品の70%を輸入に頼っている。値上げに踏み切ればさらに売上に悪影響をもたらす」と懸念を示している。

5/30/2012


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