日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

06/25/2012 09:56 PM

 首都デリーで水不足が深刻化している。

 多くの地域では、水道水の供給が1日わずか2時間にとどまっており、市民は不便な生活を強いられている。一部の住民はデモなど抗議活動を行っているが、専門家は問題がさらに悪化する可能性を指摘している。

 人口1,800万人のデリーでは1日約40億リットルの水が必要だが、当局の公式の発表では供給量は1億8,500万リットル不足しているという。不足量はこれ以上だという意見もある。

 水不足を招いている要因の1つが水道管の破損だ。敷設から長い年月が経過し、腐食が進んだことで水道管に割れ目が入り、そこから大量の水が漏出している。都市の生活環境の改善に取り組む非営利法人(NPO)「科学環境センター」(ニューデリー)では「供給される水の50%が水道管の破損により失われている」と指摘する。

 一方で、デリーに水を供給する隣のハリヤナ州が供給量を絞っているとの情報も流れている。デリーを含む首都圏の水資源を管理するデリー・ジャル局(DJB)は「ハリヤナ州は(同州にある)タジェワラダムからのデリーへの水の供給を停止している」と同州を名指しで批判している。

 問題解決に向け、DJBではシンガポールなどで採用実績のある水をリサイクルするためのシステムを導入する方針を打ち出しているが、専門家たちは「そうしたシステムを導入することで一時的に水不足が緩和されたとしても、長期的にみてデリーの水不足はさらに深刻化する可能性がある」と指摘している。

6/21/2012


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