日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

05/28/2012 08:52 PM

 交通事故やドライバー同士の口論などが増加していることを受け、従業員のマナー向上に向けたプログラムを導入するタクシー会社が増えている。

 道路輸送・高速道路省の統計によると、国内の交通事故発生件数は年間49万件。このうち運転手の過失が原因で起きた事故は全体の78%を占める。

 世界保健期間(WHO)は2010年にインド国内で起きた交通事故による経済的損失額が200億米ドルに達するとの試算を示している。

 ホテルや旅行会社を対象にマナー講座などを開講するグローバル・ゼン(GlobalTHEN、マハラシュトラ州ムンバイ)は今年2月、タクシー運転手のエチケット向上を目的としてプログラムを始めた。

 「パワン」という架空の人物で模範的なドライバーがスクリーン上に登場し、解説や歌、クイズなどを通じて時間を厳守することや道路に精通していること、清潔さや車の保守管理、乗客に対するマナーの大切さを、ドライバーに教える内容となっている。

 グローバル・ゼンはこのプログラムで、マナー向上に加え、タクシー運転手に責任感を植え付け、自らの職に誇りを持たせることで仕事への意欲を高めることを目標としている。

 2月の開講以来、受講者は計500人を超えた。タクシー会社の従業員以外にも政府の職員や旅行会社、BPO企業の従業員など多様な業種に従事する人たちが参加している。

 大手旅行サイト「メイク・マイ・トリップ・ドット・コム」からは50人が受講。同社は今後さらに125人を送り込む予定だ。

 デリーのタクシー会社カーズ・オン・ネット(デリー)のサクシ・ビジ副社長は「プログラムで学んだことを実践することで安全運転の習慣が身に付き事故の減少につながる」との見方を示している。

 グローバル・ゼンでは今後、タクシー会社の組合にも参加を呼びかけ、プログラムの普及に務める考えだ。

5/25/2012


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