日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

05/24/2012 03:29 AM

 マルチ・スズキのアフリカ向け輸出が増えている。

  同社の2011年度の輸出台数12万7,000台のうち、アフリカ向けは2万3,000台を占め、前年度比でほぼ倍増した。中でもアルジェリア向けは1万7,247台と、スリランカ(1万5,359台)やインドネシア(1万551台)、チリ(9,476台)などを抑えて最大の輸出先となっている。

 マルチがアルジェリア市場に参入したのは今から12年前の2000年。自動車の普及率が低い同国で長い間苦戦が続いたが、3年前からようやく軌道に乗り始め、販売台数はこの3年で3倍に増えた。

 アルジェリアでは「800」「アルト」「アルトK10」「Aスター」などの車種を、日本本社の「スズキ」ブランドで販売しており、販売代理店数は37店。
 
 09年度は、輸出した14万7,576台のうち77%に当たる11万4,184台が欧州向けだった。欧州各国が補助金制度を導入したことで小型車の需要が伸びたためだ。英国は10年以上乗っている車を廃車にし、新車を購入したドライバーに2,000ポンド(現在のレートで約22万円)の補助金を拠出した。

 同制度は10年に終了。これを見越してアフリカやアジアなどで早めに新たな市場探しを始めたことが奏功した。11年度の欧州向け輸出台数は09年度比62.3%減少したのに対し、アジアとアフリカ向けは207.4%、108.2%それぞれ増加した。今では輸出に欧州以外の地域が占める比率は09年度の23%から66%に達している。

 ただ、アルジェリアの昨年の自動車販売台数29万4,000台のうちマルチのシェアは6%にとどまる。

 一方、競合するヒュンダイのインド法人ヒュンダイ・インディアは昨年度、24万台を海外に輸出、このうち7万5,000台がアフリカ向けだった。インドを小型車「i10」や「 i20」 の輸出拠点に位置付ける韓国本社の意向が大きく影響した。

5/21/2012


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