日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

05/22/2012 09:46 PM

 インドの食品業界で、健康スナック事業を強化する動きが広がっている。

 経済成長に伴い健康に気を使う人が増えたことが要因だ。健康スナックは過去に多数の商品が発売されていたものの消費者に浸透せず、多くが製造中止に追い込まれた経緯がある。今回は消費者の健康志向の高まりを受け、各社とも同製品への「回帰」を進めている。

 ビスケット大手ブリタニア・インダストリーズが3月に「50-50」ブランドから出した「50-50スナックイツ」の売れ行きは好調で、売上高で同ブランド全体の1割に迫る勢いだ。同社の幹部は50-50スナックイツが成功した理由について「家族の健康に責任を持ち、スナック菓子の購入層別の内訳で約半分を占める主婦にターゲットを絞ったマーケティング戦略が奏功した」と説明する。

 ペプシコは今年2月に脂肪分を50%カットしたチップス製品「レイズ・ベイクド」を発売。同社はこのほか健康スナックの販売網を全国の主要100都市に広げることを計画している。

 GSKコンシューマー・ヘルスケアは健康に良いことをうたったヌードル製品「ホーリックス・フードルズ」の再発売を検討。ITCフーズも市場参入に向け商品開発を進めている。

 小売チェーンのスペンサーズ・リテールはコーヒーチェーン「オー・ボン・パン」のメニューからフライ系の料理を外したところ売り上げが約20%増加した。

 3年前に健康スナックを販売したものの、わずか1年で製造中止に追い込まれた経験を持つマリコのサウガタ・グプタ最高経営責任者(CEO)は「消費者に受け入れられるテイストであれば、健康スナック市場は大きな可能性を秘めている」と指摘している。

5/21/2012


この記事へのトラックバックURL:

http://indonews.jp/mt/mt-tb.cgi/21073

トラックバック一覧(0)