日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

05/28/2012 09:04 PM

  国内物流業界の2011年度売上高は、前年度比25%以上の成長を記録した。

 景気が減速する中、ブルー・ダートやアルシヤ、DTDC、オールカーゴ・グローバルなど大手は軒並み業績を伸ばした。製造やサービス業などから大口の受注が増えたほか、地方での消費拡大が物流需要を押し上げた。

 物流関係の専門家によると、国内の物流業界はここ数年平均して前年度比18-20%増のペースで成長が続いており、15年の市場規模は600億ルピーに達する見通し。昨年度の成長率は製造業全体の2.8%増を大きく上回っている。

 荷主の業種別で目立つのはネット通販や製薬、自動車など。オールカーゴのシャシ・シェティ社長は「物流業務を物流会社に委託する企業は増加の一途をたどっている。物流業界でもコスト削減など事業の効率性を高めるための取り組みを進めている」と好調な業績が続く背景を説明した。

 このほか、経済成長がこれまでの都市部から地方にも広がり、農村部の消費が拡大していることも業績拡大の要因となっている。マッキンゼー・グローバル・インスティチュートによると、国内の中間層は05年から25年までの20年間で12倍に拡大する見通し。これに伴い、国内の消費支出も25年までに2.5倍に増えることが予想されている。

 アルシヤのアジャイ・ミッタル氏は「国内では毎年1,100万件の求人が生まれている。このことは毎年同じ数の消費者が生まれていることを意味する」と述べ、今後さらに物流需要が増えるとの見方を示した。

 国内物流業界が活況を呈しているのを受け、外資系の金融企業が業界への投資を活発化させている。米国の投資ファンド、インディア・エクイティ・パートナーズ(ニューヨーク)は先ごろ、オランダの物流大手TNTエクスプレスのインドでの道路運送事業を買収。米ウォーバーグ・ピンカス(同)はタミルナド州チェンナイを拠点とする物流企業コンチネンタル・ウェアハウジング・コーポレーションを傘下に収めた。

5/26/2012


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