日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

04/17/2012 04:55 PM

  インド政府が普及を目指す低価格タブレット端末「アーカシュ(Aakash)」の開発を手掛ける英IT企業データ・ウィンドは、データとの合意に基づき同製品を受託生産するクワッド・エレクトロニクス(アンドラプラデシュ州)が、データが保有する知的財産権を侵害している疑いがあると発表した。

  データによると、クワッドはデータの承諾を得ることなく、インド工科大学(IIT)ラジャスタン校と契約を締結し、無断でアーカシュの新型モデルを製造、販売しているという。データはこの行為は、同社が所有する知的財産権の侵害に当たるとしている。

  データはアーカシュの生産に当たり、クワッドとの間で生産委託契約を締結。その際、同製品に関する知的財産権がデータ側に帰属することについてクワッドも合意したという。

  データのスニート・シン最高経営責任者(CEO)はクワッドに事態の是正を求める書簡を送付したことを表明。そのうえで「クワッドが事態の改善に乗り出さない場合、法的手段に訴える」と述べ、裁判を起こす可能性を示唆した。

  クワッドとIITラジャスタン校は表立った反応を見せていない。

  アーカシュは全国の単科大学2万5,000校と総合大学400校を結ぶeラーニングプログラムの実現に向け、政府が主導する形で開発した低価格のタブレット端末。OSにはグーグルの「アンドロイド」を搭載する。

  データはアーカシュの新型モデル「アーカシュ2」の開発を進めており、カピル・シバル通信相によると、完成後は10万台をIITムンバイ校を通じて販売する計画だという。

  初代モデルは11年10月に発売したが、購入者から「メモリ容量が少ない」、「頻繁にフリーズする」、「音質が良くない」といった不満が数多く寄せられた。

  これを受け、新バージョンではこれらユーザーから指摘された問題点を解決することに加え、バッテリーの寿命伸長、画質の向上などを目指している。価格は40米ドル以下になる見通し。

4/15/2012


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