日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

04/12/2012 12:00 AM

  ヒュンダイが先ごろ発表した、セダン「ソナタ」のモノクロ写真広告が話題を集めている。

  同社がこれまで展開してきた華やかな新車発表会やCMを通じた大規模な宣伝活動とはあまりに対照的だったためだ。
 
  広告業界関係者の多くはこの広告について「ソナタを本格的に富裕層向けの高級セダンとして位置付けようとするヒュンダイの意思の現れ」と指摘する。

  ヒュンダイグループの広告代理店、インオーシャンのビベク・スリバスタバ取締役は、「ソナタが主な顧客層として想定するのはビジネスリーダー」と、周囲の見方が事実であることを認めている。

  ヒュンダイはこれまでインド市場で「サントロ」や「i10」といったヒット車を生み出してきた。その一方で、こうしたこれまでの成功により、「小型車を得意とする大衆車メーカー」というイメージがユーザーの間に植え付けられ、高級車市場で業績を伸ばすうえで足かせとなってきた。

  従来イメージからの脱却を目指し、ヒュンダイは広告以外にも新たな戦略を打ち出している。セダン「ベルナ」の新型モデルなどにこれまでとは異なる流線型のデザインを取り入れたほか、主要車種でサンルーフを取り付けたモデルを発売するなど、高級イメージの構築に向けた取り組みを進めている。

  その甲斐あって、昨年発売したスポーツ多目的車(SUV)「サンタフェ」は富裕層の間で好調な販売を記録するなど、徐々に新たな戦略の効果が出始めている。

  ヒュンダイのインド法人ヒュンダイ・モーター・インディアのアルビンド・サクセナ販売マーケティング担当部長は「高級車市場の販売台数はまだ少ないが、今後大幅な成長が期待される。今後も高級車市場向けに新車種を投入していく」と意気込みを見せている。

4/9/2012


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