日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

04/11/2012 12:00 AM

 高級ファッションブランドの専門店の間で店舗スペースを縮小する動きが広がっている。


 背景にあるのは経営コストの増加だ。中でも店舗の賃貸料の負担は大きく、経営コスト全体に占める貸店舗費用の比率は世界平均が15-20%であるのに対し、インドでは40%以上と飛び抜けて高い。各社とも経営の効率化を進めて利益の改善を図る狙いだ。

 ブティックチェーン「コレクティブ・ストア」を展開する地場のファッションブランド、「マドゥラ・ガーメンツ」はデリー、ムンバイ、バンガロールの店舗の売場面積をこれまでの約1,600平方メートルからそれぞれ約930-1,100平方メートルに縮小した。

  ドイツの高級メンズブランド「ヒューゴ・ボス」は、従来約370平方メートルあったデリーの旗艦店の面積を3分の1削減した。

  デリー南部のショッピングモール「DLFエンポリオ」内に店舗を構えるイタリアの高級皮革製品ブランド「ボッテガ・ヴェネタ」は現在、当初の半分の売場面積で販売を行っている。

  店舗賃料以外にも、商品を海外から輸入する際に40%の高率な関税が課せられるほか、経済成長に伴い人件費の上昇が続いていることも各社の収益を圧迫している。だが、売場面積を縮小することで、一部の企業は経費削減に成功、収益の改善を達成している。

  マドゥラのシタル・メウタ海外ブランド販売担当最高経営責任者(CEO)は「売場面積を小さくすることが収益改善につながるか当初は確信が持てなかったが、確実に効果があった」と成果を強調する。同社は今後、売場面積465-560平方メートルとさらに小規模店舗をプネやチェンナイ、ハイデラバードに出店することを計画している。

  ヴェルサーチは、他国ではブランドごとに店舗を運営する一方、インドでは複数ブランドを1つの店舗(約370平方メートル)で販売する。同社製品の販売代理店を務めるブルース・クロージング・カンパニーのディネシュ・セガール社長は「インドの店舗賃料が高いのは事実だが、工夫次第で対応は可能だ」と指摘している。


4/9/2012


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