日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

04/23/2012 07:32 AM

 米日用品大手P&Gはアンドラプラデシュ州ハイデラバードに同社として南アジア地地域で最大規模となる工場を建設する。洗剤やパーソナルケア、ベビー用品 などを製造する。総投資額は34億5,000万ルピー。生産拠点の新設を通じて新興国市場で先行する英蘭ユニリーバを追い上げる狙いだ。

 P&Gはインド国内5カ所で直営工場を運営するほか、地場企業が所有する9つの工場と製品の製造委託契約を結んでいる。

 新工場は同州マウブブナガール県の約69万平方メートルの用地に建設する。稼働は2014年の予定。アンドラプラデシュ州の高官によると、建設工事は建設エンジニアリング大手ラーセン&トゥブロ(L&T)が受注した。

 P&Gは15年をめどに新興国で10億人の新規顧客を獲得することを目標に、同地域の20カ所以上に生産拠点を設立する計画を打ち出しており、ハイデラバードでの工場建設もこの一環。

 当初はタミルナド州チェンナイも候補に挙がったが、印紙税の全額払い戻しを受けられることや安定した電力供給を見込めることからハイデラバードへの進出を決めた。同社はまた、5年間にわたり物品税の75%払い戻しを受けられる税制上の優遇措置を州政府に求めている。

 P&Gはインドを含む新興国の多くでユニリーバにリードを許しており、現地生産を拡大することで商品の迅速な投入と事業コストの削減し、同社との差を縮める方針だ。

 昨年には子会社P&Gホーム・プロダクツの90億ルピーに上る投資計画を承認。資金の大半は15年までにインド国内で同社製品の愛用者を2倍、1人当たりの支出額を3倍、売上高を4倍に増やす「プロジェクト2-3-4」に振り向ける方針だ。

 インド事業の売上高は年間10億米ドルと同社にとり世界で最も開拓が遅れている市場の1つ。売り上げ拡大に向け、新工場の建設と並行してボパール工場(マディヤプラデシュ州)の能力を増強する。また、この2-3年の間販売ルートの強化にも取り組んでおり、同社製品を扱う店舗数は130万店に増えた。ただ、ライバルのユリニーバは全国で200万店の流通網を構築しており、同社との差は依然として大きい。

4/20/2012


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