日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

04/19/2012 12:00 AM

  小売チェーンのスペンサーズ・リテールは米国のファッションブランド「マーク・エコー」と同「ビバリー・ヒル・ポロ・クラブ」の商品の販売を終了した。

  同社は新作発表後、間を置かずに店頭での販売を始める「ファスト・ファッション」をコンセプトに両ブランドの普及を目指したが、成功には至らなかった。今後はコーヒーチェーン「オ・ボン・ペン」など他の事業に注力する。

  K・ダサラサラマン社長は2ブランドの販売終了について「試験的に販売してきたが、価格が割高だったこともありインドの消費者には受け入れられなかった」と振り返った。

  マーク・エコーの商品は2010年にウールワースとの合弁形態で販売を開始。「2週間に1度のペースで新商品を店頭に並べる」との方針を掲げていたが、短期間で販売終了に追い込まれた。

  スペンサーズは両ブランドに先立ち、英国の子ども服ブランド「レディー・バード」の販売からも撤退している。

  コンサルティング大手テクノパック・アドバイザーズのプルネンドゥ・クマール上級副社長は「『ファスト・ファッション』の概念はまだインドでは理解されていない」と指摘する。

  一方でファッション業界からは、スペンサーズのマーケティング手法の問題点を指摘する声が上がっている。

  ある業界関係者は「スペンサーズの主力は食料品。ファッションを扱うこと自体、元々無理があるのではないか」と述べている。

  米ブランド「ゲス」が長年にわたり提携してきた小売チェーン、プラネット・リテールとの関係を終了させるなど、インドではこのところ外資系ブランドが提携関係にあるインド企業との関係を見直す動きが目立っている。

4/16/2012


この記事へのトラックバックURL:

http://indonews.jp/mt/mt-tb.cgi/20854

トラックバック一覧(0)