日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

03/06/2012 04:09 AM

 インドのビール市場が拡大を続けている。


 宗教的な制約もあり、1人当たりの年間消費量は現在1.6リットルと、中国(35.5リットル)の20分の1、米国(75.6リットル)40分の1、ドイツ(105.6リットル)の66分の1の水準にとどまるが、ユーロモニター・インターナショナルが実施した予測調査によると、国内ビール市場は2016年に4,479億ルピー規模と、11年の2,570億ルピーから大幅に拡大するとみられている。経済成長に伴い若者の所得が増え、ビール人気が高まっていることが背景にある。

 国内最大手のユナイテッド・ブリュワリーズ(UB)は、2年前に100ルピーの「キングフィシャー・ウルトラ」を発売、売れ行きは好調だ。

 先進国市場の伸びが頭打ちとなる中、海外大手も相次いでインド市場に参入している。

 一方で、アルコールの販売に対する厳しい規制や州ごとに異なる税の仕組みが、外資がインドで事業を展開するうえで障壁となっている。

 インドではアルコールの流通や販売については各州政府が管轄しており、輸入や輸出に関する関税の仕組みも州によって異なる。また、進出を希望するビール企業に州内への製造工場建設を義務付けている州もある。

 英国のSABミラーは、アンドラプラデシュ、ウッタルプラデシュ両州と州独自の規制をめぐり対立している。

 SABミラーのデレク・ジョーンズ・マーケティング担当部長は「インドで成功する上での最大の障壁は、行政による規制だ」と指摘している。

3/3/2012


この記事へのトラックバックURL:

http://indonews.jp/mt/mt-tb.cgi/20548

トラックバック一覧(0)