日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

03/07/2012 12:57 AM

 家庭用電気料金が、4月からインド全域で平均30%程度上昇する見通しだ。

 送電企業が燃料として使用する原油の価格が高騰しているため、利用者に負担の分担を求める。

 値上げ幅は地域によりばらつきがあり、マハラシュトラ州ムンバイの送電企業は1ワット当たり11ルピー、アンドラプラデシュ州の送電企業は、500ワットを超えて使用する場合、1ワット当たり7ルピー、タミルナド州の送電企業は64%値上げする方針を打ち出している。

 また、各社とも1ワット当たりの価格引き上げに加え、基本料金についても値上げする意向を表明しており、一般家庭にとり二重の負担増になる見通しだ。

 原油高以外に送電企業の財務を悪化させている要因に配電損失がある。送配電した電力のうち、どれだけの電気が利用者に届く前に失われたかを示す「送配電損失率」は、全国で30%。約8,200億ルピーの損失額で、世界でも最悪の水準だ。中でもビハール州など北東部の損失率は50-60%に上る。

 計画委員会は「送配電損失の問題解決を先送りにした送電企業の非効率な経営により、消費者の負担が増えることがあってはならない」と指摘する。「値上げは送電企業の財務改善に向けた手段の1つではあるが、唯一の方法ではない」と指摘し、電力の損失を減らすことが先決との見方を示した。

 インド政府もこの問題を重視しており、シン首相直属の諮問委員会は電力を不正に取得した者に罰則を科すなど、法律の改正を提案している。

3/5/2012


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