日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

03/23/2012 12:13 AM

 インドのオフショアリング(海外への業務委託)市場が、今後8-10年で大幅に縮小する。2014年を境に本格的な衰退期に入るとしている。

 米調査大手ハケット・グループの報告書によるもの。欧米に本社を置く年間売上高10億米ドル以上の企業4,700社を対象に、オフショアリング業務の今後の動向について調査を実施した。

 現在は、多くの欧米企業が財務やIT、調達、人事などに関連する業務を人件費の安いインドに移管しており、インドは世界のオフショアリング市場で4割のシェアを押さえている。

 だがハケットは、インドのシェアについて、13年には38%に低下すると予測した。ハケットのマルティジン・ジールリング取締役は「2008年のリーマンショックを機にインドのオフショアリングは拡大を続けてきたが、既に衰退の兆候が見えている」と述べた。

 市場が縮小する理由として、発注元の欧米でもサービス委託事業が衰退する点を指摘。欧米でこれらの業務に従事する労働者数は02年初めには820万人いたが、16年には約半数の450万人に減少するとし、「これに伴いインドに委託される業務の数も16年には100万件程度にまで減少する」との見通しを示した。

 ジールリング氏はインドの課題として「オフショアリングに代わる新たな事業の開発が急務」と指摘している。

3/21/2012


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