日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

03/21/2012 12:00 AM

  小売最大手フューチャー・グループは大規模な事業再編に乗り出す。

  同社は現在、780億ルピーに上る巨額の債務を抱えている。グループの中核事業であるビッグ・バザールをはじめ、多数の事業で外部からの出資獲得を目指す一方、不振が続く家電製品の販売などは縮小する。フューチャーは一連の事業再編を通じて2013年3月期をめどに債務の完済を目指す方針。

  フューチャーはこれまで、新規事業への参入と規模の拡大を進めてきた。だが、金融機関からの借り入れが膨らみ、融資の返済が経営を圧迫している。相次ぐ金利の引き上げも財務状況の悪化に追い打ちをかけている。

  債務の内訳はノンバンクのフューチャー・キャピタルが3分の1強で最多。このほか、スーパーチェーンを傘下に持つパンタルーン・リテールとフューチャー・バリュー・リテールの債務額もそれぞれ250億ルピーに上る。厳しい財務状況を受け、フューチャーは資本強化と経営の効率化に乗り出す方針を決めた。

  低迷が続く家電量販チェーン「イー・ゾーン」を本社がノイダの企業と合併するほか、家具小売チェーンの「ホーム・タウン」についても外部からの出資を仰ぐ。フューチャーは、これにより、両社を傘下に持つパンタルーン・リテールの債務を60-70億ルピー程度圧縮できるとみている。

  グループの物流業務を管理するフューチャー・ロジスティクスも、複数のプライベート・エクイティ(PE)ファンドから計80-100億ルピー規模の資金を調達する意向だ。キショール・ビヤニ会長によると、2カ月後までには交渉がまとまる見込みだという。

  ハイパーマーケット「ビッグ・バザール」とスーパーマーケット「フード・バザール」を展開するフューチャー・バリュー・リテールは、株式の一部売却を通じて250億-300億ルピーの資金調達を目指す。

  フューチャーはさらに、保険会社フューチャー・ジェネラリの売却で100億ルピー、フューチャー・キャピタルへのグループ出資分の放出で60-70億ルピーを調達する方針だ。関係者によると、いずれの案件も交渉は最終段階にきており、近日中にまとまる見通しだという。

3/19/2012


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