日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

02/27/2012 12:14 AM

  PVRシネマズやイノックス・ムービーズ、リライアンス・ビッグ・シネマズなど大手映画館チェーンは、中小都市への進出を加速している。建設コストの安さや都市部に比べて娯楽が少ない点、経済成長による所得の増加などが地方への進出を後押ししている。

 大手チェーンが地方都市に進出する背景としてまず挙げられるのがコストの安さだ。PVRシネマズのプラモド・アロラ社長によると、地方都市に複合映画館を1件建設するのにかかる資本コストは都市部を25-30%程度下回る水準、不動産コストは大都市の4分の1で済むという。

  また、都市部の施設数が既に飽和状態となっている半面、娯楽の少ない地方では映画人気の高さに比して映画館が少ないことも要因の1つとなっている。映像制作会社リライアンス・メディア・ワークス(RMW)のアニル・アルジュン最高経営責任者(CEO)は「複合映画館は都市部では既に過剰気味だが、地方での需要は極めて大きい」と話す。

  投資会社BPエクイティーズの最新調査によると、国内のスクリーン数は100万人当たり13スクリーンで、米国の117スクリーンを大きく下回る。中都市は同20スクリーンと健闘しているが、小都市に至っては10スクリーンほどだ。製作本数では世界有数の大国であるインドも、施設面の充実では他国に大きく遅れを取っているのが実状だ。

  さらに、多くの州政府が、州内に進出した大手チェーンを対象に税制面での優遇措置を実施するなど映画館誘致に取り組んでいることも追い風になっている。

  進出先で目立つのは、マハラシュトラ州ラツールやグジャラート州ラジコット、西ベンガル州シリグリ、同ダージリンなどとなっている。

2/22/2012


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