日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

02/23/2012 12:00 AM

  インディゴとキングフィッシャー航空の格安航空2社の業績が明暗を分けている。

 インディゴは格安航空会社として2005年に創業、全便エコノミークラスのみという事業戦略を徹底している。保有機材を1機のみでスタートし、6週間に1機というペースで新たな航空機を導入していった。性急な規模の拡大を避け、事業を軌道に乗せることを最優先する堅実な戦略だった。

  業績が伸び始めても、「格安航空会社」としての経営戦略にこだわり、現在も機内食やドリンクは有料で提供している。

  一方、キングフィッシャーは状況に応じて頻繁に戦略を見直してきた。キングフィッシャーもインディゴ同様、当初はエコノミークラスのみの提供だった。しかし、創業からわずか1年後に「高級路線」へ事業転換。当時保有していた14機の「エアバス320」にビジネスクラスを導入し、エコノミーの座席数を114席に減らした。その後は再びビジネスクラスの座席を減らし、エコノミークラスを増やすなど迷走を続けている。

  08年には「国内線で5年間の運航実績があること」という、国際線就航に必要な条件を満たすため同業のエア・デカンと合併。規模の拡大を推進したが、原油価格の高騰が業績を直撃した。さらに、国際線参入直後にリーマンショックに見舞われるなど不運が重なり、今日まで大きな利益を生むには至っていない。

  航空会社のコンサルティング業務を手掛けるセンター・フォー・アジア・パシフィックのカピル・カウル最高経営責任者(CEO)は「キングフィッシャーの方針転換の度に、経済や社会情勢などで業界を揺るがす大きな変動が起こった」と指摘。民間航空省幹部も「事業拡大のペースを落とすよう助言したが、キングフィッシャーは聞き入れようとしなかった」と話している。

2/21/2012


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