日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

12/15/2011 10:56 AM

 14日付のビジネス・スタンダード紙(2面)によると、各自動車メーカーは農村戦略を強化している。2011年4-11月の国内乗用車販売台数は159万6,684台で、前年同期比0.5%減だった。一方、農村地域の同期間の販売台数は10%増だった。

 マルチ・スズキの11年4-11月の販売台数は前年比16.9%減、農村地域からの販売台数は9%増だった。販売台数における大都市圏以外の割合は、前年度は22%だったが今年度は25%を超える見通し。同社は15年までに人口5万人以上の全都市に同社の販売代理店をオープンする計画だ。営業マーケティング責任者のマヤンク・パレーク氏は「インド国内には65万以上の農村地域がある。現在の販売代理店数は1,009カ所、15年までにさらに1千カ所を新設する計画で、大半が大都市圏以外となる予定だ」と述べた。

 ヒュンダイ・モーターは小型車「イオン」の販売代理店を農村地域に750カ所展開している。最大展示台数が2台の小規模店舗も多く、移動式の展示で試乗サービスなども行っている。営業マーケティング担当責任者のアルヴィンド・サクセナ氏は「5年前は、大都市圏以外からの売り上げは18-19%程度だったが、現在は30%を超えている」と指摘した。

 タタ・モーターズの「ナノ」の農村地域の販売代理店は80カ所、今年度中に120カ所を新設するという。トヨタ・キルロスカ・モーターは今後新設する販売代理店のうち、半数を農村地域に新設する計画だ。サンディープ・シン副社長は「農村地域での平均月間販売台数は65-70台。大都市圏以外からの売り上げは販売台数の40%を占めている。今後2年でさらに10%は伸びるだろう」との見方を示した。GMインドの販売代理店数は現在259カ所。P.バレンドラン副社長は「今後新設する41カ所の代理店は、全て農村地域への出店となる」と述べた。

 インドの自動車市場は中国に次ぐ世界2番目の速さで伸びているが、乗用車の普及率は1千人あたり12台と世界最低水準だ。大都市圏での普及率は30%だが、農村地域は15%にも満たない。フォード・インディアのマイケル・ボーンハム社長は「20年には人口100万人以上の都市が60都市を超える見込みだ。農村地域を重点市場とする戦略を強化していく」と述べた。同社が昨年発売した小型車「フィーゴ」の売り上げのうち、60%以上を大都市圏以外の地域が占めている。

12/14/2011


この記事へのトラックバックURL:

http://indonews.jp/mt/mt-tb.cgi/19972

トラックバック一覧(0)