日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

11/02/2011 07:23 AM

 三菱重工業は1日付で、インドに原動機事業の地域統括会社、三菱パワーシステムインド社(MPS India 、Mitsubishi Power Systems India Private Limited)を設立、営業を開始する。急成長するインドの発電設備市場に対応し、ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)をはじめとする電力システム製品の受注拡大をはかっていくのが狙い。

 新会社MPS Indiaは、インド三菱重工業(MHI India)の電力システム部門を分離独立させ、体制を強化して発足する。バンガロール(本社)とデリーにそれぞれエンジニアリングと管理・営業の拠点を置き、地域戦略を立案しつつ、GTCC商談を中心とする電力システム・原動機製品全般の営業から施工・アフターサービスまでを一貫して手掛けていく。新会社の資本金は4,990万ルピー(約100万米ドル)で、EPC(設計・調達・建設)機能が本格的に備わる2013年までに約5億5千万ルピー(約1千万米ドル)へ増資する計画である。発足時の従業員数は約100人。初代社長には久保雅之原動機事業本部前事業戦略部長が就任する。

 インドでは、ベンガル湾のガス田開発やLNG基地拡充などにより、ガス供給量を拡大させており、それに伴いGTCC建設計画が本格的に立ち上がりつつある。新会社の設立は、このような市場動向を睨んだものである。三菱重工業はすでに、インドでの石炭焚き火力発電設備の急速な需要拡大に対応するため07年に、インド建設最大手で総合重機メーカーでもあるラーセン・アンド・トウブロ(L&T)と、超臨界圧ボイラーおよび蒸気タービン・発電機をそれぞれ製造・販売する2つの合弁会社を設立、インド市場で多くの実績を挙げつつある。新会社は、このL&Tとの合弁参画で学んだノウハウを武器にインド市場の深耕を目指すほか、2つの合弁会社の経営をサポートする役割も担っていく。

 三菱重工業が原動機事業の地域統括会社を立ち上げるのは、米国、欧州、東南アジアに続き、今回が4件目。この新会社設立を機に、成長著しいインドの電力需要に対応、一層積極的な営業を展開していく方針。(11年10月31日、三菱重工業のニュース・リリースから)

11/1/2011


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