日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

11/30/2011 11:10 AM

 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は28日、ジャルカンド州ジャムシェドプルにあるタタ製鉄所内で「コークス乾式消火設備(CDQ)モデル事業」の設備竣工式を行った。2006年度から11年度にかけて実施したもので、インド鉄鋼省・財務省および新日鉄エンジニアリング、タタ製鉄と共同で進めてきた。CDQ事業では、従来のコークス消火法からの転換による省エネルギー効果、煤塵抑制効果およびコークスの均一化による高炉の安定操業への寄与等の有効性を検証した。NEDOは、普及セミナーなどを通じて、この技術のインドを中心とした海外への普及を推進していく方針。

 今回の事業は、ジャルカンド州ジャムシェドプルにあるタタ製鉄の製鉄所内のコークス工場に乾式消火設備を設置し、赤熱コークスを水で冷却する従来の湿式法から不活性循環ガスにて冷却し熱回収を行う乾式法へ転換して回収した熱を製鉄所の工場用蒸気として利用するもの。併せて、炭塵などの大気汚染物質の拡散を抑制する。

 設備は赤熱コークスを不活性循環ガスで消火冷却するチャンバーへ供給する搬入設備(バケット、吊り上げクレーン、装入装置)とチャンバー、チャンバーから冷却したコークスを排出する排出装置、またガスを循環するガス循環ファンと循環ガスからダストを除去する1次および2次集塵装置、排熱を回収し蒸気を発生する排熱回収ボイラーで構成される。これにより排熱の84%が回収されて利用され、重油換算年間約5万トンの省エネ効果、約13.7万トンのCO2削減効果が期待されるとしている。(11年11月29日、新日鉄エンジニアリングとNEDO のプレス・リリースから)

11/29/2011


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