日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

11/24/2011 11:42 AM

 印外国為替市場ではルピーの対米ドル相場が22日、取引終了時点で1米ドル当たり52.43ルピーを付け、前日(21日)に続いて史上最安値(終値ベース)を更新した。外国機関投資家(FII)と国内の輸入企業が大量の米ドル買い・ルピー売りを続けたため。

 FIIはユーロ圏の公的債務危機が混迷の度を深める中、リスク回避傾向を強めており、同日もボンベイ証券取引所(BSE)とナショナル証券取引所(NSE)を合わせて、95億2,680万ルピーの現物株を売り越し、売却代金を本国へ送金する狙いで、銀行へ多額の米ドル買いを発注した。また、海外から一次産品を輸入する企業、特に大量の原油を調達する国営石油元売り会社(OMC)がさらにルピー安の進む事態を恐れて、米ドルの手当てを引き続き急いでいる。

 ルピーは同日、1米ドル当たり52.38ルピーで取引を開始。日中に同52.76ルピーまで売られたが、インド準備銀行(中央銀行、RBI)のスバラオ総裁が、「当行の金融政策と整合性が取れれば、外国為替市場への介入を辞さない」と発言したところから、一時は同52.32ルピーまで買い戻され、21日の終値(同52.12ルピー)を31パイサ下回る水準で売買を終えた。終値が前営業日より下落したのは14日から7日連続。ルピーの対米ドル相場は11年年初(1月3日)の1米ドル当たり44.72ルピーと比べて14.7%、11月初め(1日)の同49.27ルピーと比較すると6.0%下落している。

 なお、23日の市場では、ルピーの対米ドル相場は1米ドル当たり52.57ルピーと、22日の終値よりも一段と安いレベルで寄り付いた後、いったんは同51.71ルピーまで反発し、午前11時53分現在は同52.09ルピーで推移している。(インド決済機構=CCILのウェブサイト、23日付のビジネス・スタンダード紙=1・5面、ビジネス・ライン紙=1・6面、ファイナンシャル・エクスプレス紙=1面、エコノミック・タイムズ紙=1面などから)

11/23/2011


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