日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

09/13/2011 07:13 AM

 インド自動車工業会(SIAM)が9日付で発表したところによると、2011年8月の国内自動車販売台数は141万2,945台となり、1年前(10年8月)の126万3,239台に比べて11.9%増加した。伸び率は1カ月前(11年7月)の前年同月比9.0%から2.9%ポイント上昇。しかし、1年前の同25.2%は13.3%ポイントと大きく下回った。

 鈍化の要因は、(1)インド準備銀行(中央銀行、RBI)による金融引き締め政策の強化を受け、自動車ローンの金利が上昇している、(2)ガソリンやディーゼル燃料(HSD)の小売価格が引き上げられている、(3)投入コストの増加を背景として、各メーカーが自動車を値上げしている、(4)内外の景気が減速するとともに、金融市場が動揺する中、消費者信頼感が悪化している、(5)最大手メーカーのマルチ・スズキがマネサル工場の労働争議を受け、大幅な減産を余儀なくされた、などだ。

 車種別の実績を見ると、四輪車では、乗用車が前年同月比10.1%減の14万4,516台。09年1月以来のマイナスに転落した前月に続き、2カ月連続の二ケタ減だった。乗用車に多目的車(MPV)や実用車(UV)を加えた乗用車両も同5.9%減の19万1,914台。1カ月前に09年5月以来の前年割れを記録した後、2カ月続けて減少した。一方、商用車は同22.6%増の6万4,248台と好調を持続。内訳は小型車(LCV)が同34.5%増の3万6,847台、中・大型車(M&HCV)が同9.6%増の2万7,401台だった。また、二輪車は同16.1%増の111万1,340台と続伸。これに対し、三輪車は同8.6%減の4万5,443台に落ち込んだ。

 なお、SIAMはほぼ平年並みなモンスーン(雨季)の降雨量と祭礼シーズンの到来を受け、国内自動車販売が今後は次第に持ち直すと予想。原油の国際価格が足下でやや軟化しているところから、インフレ率の低下や利上げの停止が同販売を後押しするものと期待している。しかし、マクロ経済・金融情勢には好転の兆しがまだ見えておらず、11-12年度(11年4月-12年3月)全体で乗用車が前年比10-12%増、全車種の合計が同11-13%増というSIAMの販売見通しについては、達成は困難であり、一ケタ増への下方修正が必要という悲観的な見方も浮上している。(SIAMのウェブサイト、10日付のビジネス・スタンダード紙=2面、ビジネス・ライン紙=1面・ネット版、ファイナンシャル・エクスプレス紙=6面などから)

09/12/2011


この記事へのトラックバックURL:

http://indonews.jp/mt/mt-tb.cgi/19016

トラックバック一覧(0)