日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

07/06/2011 09:38 AM

 5日付のビジネス・ライン紙(1面)によると、インドの繊維メーカーは中小都市に工場を移転している。労働力不足や地価の値上がりなどが要因だ。

 ソナ・ヴァリアッパ・テキスタイルはバンガロール工場の4つの生産ラインがあるが、現在は1つしか稼働していない。ラインをタミルナド州サレムに移転する計画だ。ヴァリアッパ幹部は「バンガロールの労働力不足が深刻だ。労働者は次々に進出してくるモールやレストランに流れており、賃金も上昇している。バンガロールでは従業員の月収は6千ルピーだが、中小都市の賃金は25-30%割安だ。土地の賃料も、中小都市では40-50%低価格に抑えられる」と話している。

 ゴカルダス・エキスポーツの従業員数は3万8千人。生産ラインの60%がバンガロールにあるが、今後アンドラプラデシュ州のマイソール、チトールなどに移転する予定だ。同社の創業者ヒンドゥジャ氏は「農村地域からの出稼ぎ労働者の賃金の高騰が著しい」と話している。ゴータム社長は「1つのモールが建つと、繊維業界から1千人の従業員が転職する。現在の業界離職率は8%程だ」と話している。チェンナイ近郊のスリペルブデュールも労働力不足が深刻だ。ロイヤル・テキスタイルのマニカム社長は「政府が対策を打ち出すべきだ」と指摘した。

 インド合同商工会議所(ASSOCHAM)によると、ルジアナ、アムリトサル、スラト、アーメダバード、コルカタには100社の繊維メーカーがある。うち45社の生産ラインの稼働率が、労働力不足により50-60%に留まっている。10社が近く工場移転の計画があると答えている。

07/05/2011


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