日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

07/10/2011 11:50 PM

 8日付のファイナンシャル・エクスプレス紙(4面)によると、インドの地ビール産業が急成長している。現在の参入企業数は11社、2012年には100社まで増え、市場規模は35億ルピーを突破する見通しだ。各社はハリヤナ州、マハラシュトラ州、パンジャブ州、カルナタカ州、ゴア州で事業を展開している。他にも55の事業計画が既に承認されており、地ビール産業は今後インド全土に拡大していくという。

 インド国内のビール消費量は年間2億ケース(1ケースは660ミリリットルの瓶12本)。シェアの50%を「キングフィッシャー」ブランドなどを展開するインド酒類大手ユナイテッド・ブリュワリーズ(UB)・グループが占める。2位は英SABミラーで30%。地ビールのシェアは5%だが、年間2倍で売り上げが伸びている。

 ここ3年間で200社の外資企業がインド酒類市場に参入しており、ウイスキーやラムなどの高濃度アルコールだけでなく、ワインやビールなどの低アルコール商品の認知度も高まってきた。一方、地ビール市場に参入する企業、投資家の知識は浅い。コンサルティング会社の独CFBコンサルティングのプラディープ・ヴェルマ氏は「知識の欠如で、品質が悪い製品に投資してしまう投資家もいる」と話している。

 現在地ビールメーカーが使用している機械製品は中国製かドイツ製。ドイツ製の平均価格が3,500万ルピーに対し中国製は800万ルピーと割安だ。参入企業の11社のうちほとんどが中国製品を使用しているが、ハリヤナ州グルガオンの「ロックマンズ・ビール・アイランド」はドイツ製品を採用している。ドイツ製品を販売するBTBブラウ・テクノロジーのバラ・クマール社長は「中国製品は品質基準を満たしていない。高品質な製品に投資すれば、1-2年で黒字の売り上げになる。地ビールの消費量は年々増加しており、成長市場だ」と話している。

 中国製品を販売するシノ・トレードのロヒット・ジャタ社長は「中国製品はドイツ製品の技術にならって生産されており、管理はドイツ製品よりも簡単だ。ビールの品質は生産過程や原材料によって決まるため、製品の影響はそれほど大きくない。州政府がビール市場拡大のために、規制緩和などの政策を打ち出すべきだ」と話している。

07/08/2011


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