日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

07/27/2011 10:04 AM

 インド準備銀行(中央銀行、RBI)は26日、2011-12年度(11年4月-12年3月)に入って2回目となる金融政策の見直しを実施し、最重要の政策金利であるレポ金利(市中銀行に不足資金を供給する際の適用利率)を直ちに0.50%ポイント引き上げて、8.00%にすると決定した。国内のインフレ率が依然として許容限度(前年同月比4.0-4.5%)を大幅に超える高水準で推移しているため。需要サイドに起因する物価上昇圧力を抑制するとともに、家計や企業が抱くインフレ期待を押し下げ、原材料費や賃金など投入コストの上昇が産出価格をつり上げ、産出価格の高騰が再び投入コストの増加として跳ね返るという悪循環を断ち切る狙いだ。

 同行が政策金利を引き上げるのは、今回の金融引き締め局面が始まった10年3月以降で11度目。印景気の減速を示す兆候が増える一方、14日に発表された11年6月の総合卸売物価指数(WPI)上昇率が前年同月比9.44%となり、1カ月前(11年5月)の同9.06%をさらに上回る中、インフレの鎮静化を引き続き最優先の課題と見据え、タカ派(反インフレ)のスタンスを継続して、3カ月連続の利上げに踏み切った。また、これまでの金利引き上げによる効果を織り込んでも、インフレ率の高止まりが当面は続くと見て、利上げ幅を前回(6月16日)の0.25%ポイントから2倍に拡大。インフレの鎮静化に断固たる姿勢で臨むという強いメッセージを発信した。

 なお、レポ金利が引き上げられた結果、同金利から1%ポイント上のレベルに設定される限界スタンディング・ファシリティ(市中銀行に対する最終的な流動性の供給枠、MSF)金利は9.00%へ自動的にスライド。1%ポイント下に位置するリバース・レポ金利(市中銀行から余剰資金を吸収する際の適用利率)も7.00%へ上げられた。
RBIは金融調節措置の変更と同時に、11-12年度の経済見通しを改定。同年度の実質国内総生産(GDP)成長率は5月3日時点で予測した前年比8%を据え置いたものの、12年3月時点における総合WPI上昇率については、従来の前年同月比6.0%から同7.0%へ上方修正した。インフレ率の予測値が引き上げられたところから、同行は今後、金融引き締め政策を一段と強化し、一層の追加利上げに乗り出す可能性が残っていそうだ。(RBIのウェブサイト、26日付のビジネス・スタンダード紙=1面、ビジネス・ライン紙=1面、ファイナンシャル・エクスプレス紙=1面などから)

07/26/2011


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