日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

06/24/2011 10:00 AM

 インド準備銀行(中央銀行、RBI)が22日付で発表したところによると、印企業の外国直接投資(対外FDI)が2010-11年度(10年4月-11年3月)には439億2,918万米ドルとなり、09-10年度(09年4月-10年3月)に比べて2.4倍(144.2%増)に拡大した。

 10-11年度の内訳は「出資」が93億5,177万米ドル、「融資」が73億4,689万米ドル、「保証状発行」が272億3,052万米ドル。急増の主因は「保証状発行」が09-10年度の3.6倍(258.1%増)に膨張したことだ。先進諸国による金融政策の緩和で米ドルやユーロなど主要国際通貨の金利が低下する中、印企業の全額出資海外子会社(WOS)や合弁会社(JV)が親会社の保証に基づく信用補完を受け、低コストの資金調達を積極的に行ったためと見られる。印対外FDIは07-08年度(07年4月-08年3月)には209億4,716万米ドルを記録したが、08年10月に発生した世界的な金融危機と同時不況への突入に伴い、08-09年度(08年4月-09年3月)は171億6,614万米ドル、09-10年度は179億8,725万米ドルと、2年連続で低迷していた。

 なお、RBIは7月以降、対外FDIの実績を1カ月単位で公表する方針だ。情報公開を進め、印企業による海外事業活動の詳細を明らかにする狙い。具体的な開示項目は、(1)対外FDIを実施した印企業の名前、(2)WOS・JVの名称、(3)投資先の国名、(4)WOS・JVの主な業務、(4)「出資」・「融資」・「保証状発行」の各金額、の5点だ。海外企業によるインドへの外国直接投資(対内FDI)に関しては、商工省の産業政策推進局(DIPP)が従来から1カ月単位で数字をリリースしており、RBIによる定期的な発表が始まれば、インドを巡るFDIの動きについて、双方向の流れをより明確に把握できるようになるものと期待される。(RBIのウェブサイト、23日付のビジネス・スタンダード紙=6面、ファイナンシャル・エクスプレス紙=4面から)

06/23/2011


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