日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

06/16/2011 05:37 AM

 CS(顧客満足度)に関する調査・コンサルティングのJ.D. パワー・アジア・パシフィックはこのほど、 インド自動車市場の見通し調査"India Automotive 2020: The Next Giant from Asia,"を発表した。10年にはインドの自動車市場がフランス、英国、イタリアをしのいで世界第6位になっており、20年までには世界三大自動車市場のひとつとなると予想している。また、インドの2000年の小型車(乗用車と小型の商用車)販売台数は70 万台だったが、10年には270万台以上となった。20年までに1,100万台に達すると予想している。これにより、20年には中国(3,500万台)が1位、2位が米国(1,740万台)、インドが世界第3位の小型車市場になると見込まれている。

 インド政府はインドを小型車生産の国際拠点にすることを目指し、スモールカー(長さ4千ミリメートル未満、排気量1.2リットル以下)の売上税控除、自動車を製造し海外へ輸出する自動車メーカーに対する奨励金などの政策を実施し、多くの自動車メーカーがスモールカーの生産業務をインドへ移転したり、インド市場のニーズに合った自動車を設計している。

 10年のインドの新車販売総数は、約80%がミニカーまたはサブコンパクト乗用車。中国では、ミニカーとサブコンパクト・セグメントは24%であり、米国では乗用車販売のわずか3%だった。

 10年にインドで販売された乗用車の新車平均取引価格は、約1万米ドル。中国は1万7,500米ドル、米国は2万8千米ドル。一方で、インドで最も販売台数の多かったマルチ・スズキ・アルトの平均取引価格は約6,200米ドルだった。

 インドの自動車産業の発展を妨げる弱点は3つあり、継続的な国際貿易赤字、慢性的な財政赤字、未熟な発電設備・物流インフラだ。また、広範囲にわたる自動車の部品やパーツ製造業の不足並びに、自動車部品の業界が発展するために必要な技術を持った人材が不足しているという点を4番目の弱点として挙げる専門家もいる。(11年6月14日、J.D. パワー・アジア・パシフィックの発表から)

06/15/2011


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