日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

04/20/2011 07:37 AM

 19日付のエコノミック・タイムズ紙(電子版)によると、大手IT企業各社の人材流出が深刻だ。インフォシスの幹部、TVモハンダス・パイ氏は先週、同職の退任を発表した。人材会社のマ・フォイ・ランドスタッズのEバジャジ社長は「人材の新規雇用には、社内教育などの費用がかかる。多くの新人社員は少なくとも1年間の教育期間が必要だ。優秀な人材の離職による実際の損失額は、その人材の給料の4-5倍程度で、幹部クラスは10-20倍になることもある」と話している。パイ氏の2009-10年度の年間報酬は3,130万ルピーで、今回の辞職によるインフォシスの損失額は3-6億ルピーと想定している。

 インフォシスの離職率は09-10年度の13.4%から10-11年度は17%に上がった。タタ・コンサルタンシー・サービシズは14.4%。先日、マインド・ツリーのアショク・スータ会長やウィプロのスレシュ・ヴァスワニ最高経営責任者(CEO)、同じくCEOのジリシュ氏も退任を表明している。

 マックス・インディアのPドワルカナス人事部長は「企業の人材維持業務は人事部の領域を超え、企業の事業戦略のひとつとなっている」と話している。LGインドのYVヴェルマ最高業務執行責任者は「優秀な人材の報酬に2億2千万ルピー以上を費やす」と話している。KPMGのガネシュ・シェルモン氏は「幹部クラスの人材維持には報酬はもちろん、リーダー的役割や権利を与えることが重要だ。会社の事業を部門ごとにわけ、各部門で利益、損失を管理できる会社が理想で、GEやフューチャー・グループが好事例だ」と話している。

04/19/2011


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