日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

03/31/2011 08:15 AM

 清水建設は29日、インド国内で機動的に事業展開し旺盛な建設需要に対応していくことを目的に、4月1日付で現地法人「シミズ・インド」を設立すると発表した。本店所在地はニューデリーとし、事務所をバンガロールとグルガオンに設置する。当初資本金は5千万ルピー(約9千万円)で、清水建設が全額出資する。

 インド日本大使館の調査によると、2005年からインドに進出する日系企業は毎年50社を超え、10年10月1日現在、駐在員事務所や現地法人の登録が計725社に達している。これにともない日系企業発注の工場建設工事および事務所内装工事が急増している。

 清水建設は、1985年のナバシェバ港建設工事の受注を契機にインドに進出。以後、工事受注の都度、社員をインドに駐在させていたが、05年6月に駐在員事務所を登録、継続的な工事受注が見込まれるようになった07年10月以降、複数の工事事務所を設置し、建設需要に対応してきた。しかしインドの法制上、現地法人化を図らない限りインド国内で営業・契約行為を行うことができず、工事契約ごとに建設事業登録が必要となっている。このため、営業・契約について日本国内がベースになっており、建設事業登録に時間と費用を要することからメンテナンスなどの小規模工事に迅速な対応をすることが困難だった。

 清水建設は今期、ニプロ・インディアの医療機器工場やブリヂストン・インディアのタイヤ工場などの大型工事を相次いで受注しており、インド国内工事の受注額は120億円を超えることが確実になっている。シミズ・インド設立後も、当面は日系企業の発注工事をターゲットに営業展開し受注拡大を図るが、将来的には諸外国の優良企業の発注案件や日本政府主導のパッケージ・インフラ・プロジェクトなどに対応できるよう、人材の確保と育成に取り組んでいく方針。(11年3月29日、清水建設のニュース・リリースから)

03/30/2011


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