日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

03/21/2011 07:44 AM

 インド準備銀行(中央銀行、RBI)は17日、1月25日に発表した金融政策の中間見直しを実施した結果、流動性調節制度(LAF)に基づくレポ金利(市中銀行へ不足資金を供給する際の適用利率)とリバース・レポ金利(市中銀行から余剰資金を吸収する際の適用利率)をそれぞれ0.25%ポイント引き上げると決定し、直ちに実施した。改定後の水準はレポ金利が6.75%、リバース・レポ金利が5.75%。2010年3月に現在の利上げ局面が始まって以来、今回が8度目の引き上げだ(引き上げ幅はいずれも0.25%ポイント)。

 同行が再利上げに踏み切った最大の要因はインフレ率の高止まり。14日に発表された11年1月の総合卸売物価指数(WPI)上昇率が前年同月比8.31%となり、1カ月前(10年12月)の同8.23%から再び高進した。また、17日に公表された11年3月5日終了週の食料類WPI上昇率が前年比9.42%と、依然として二ケタ台に近い高レベルで推移しており、国民生活に深刻な悪影響を及ぼし、社会情勢や政情の不安につながりかねないインフレは、政府とRBIによる幾多の抑制努力にもかかわらず、いまだ沈静化の兆しを見せていない。

 今回の物価高は食料関連価格の高騰に寄るところが大きく、供給サイドの問題という側面が強いため、主として需要に働きかける金融政策が果たしうる役割は小さいと指摘する向きもある。しかし、RBIは高物価の持続が消費者や企業の期待インフレ率を高める結果、賃上げ圧力の強まりや製品価格の引き上げを促し、それがさらにインフレ激化への期待を広めるという悪循環を強く警戒しており、金融引き締め政策を一段と強化し、インフレ期待をめぐる当該悪循環を断ち切る姿勢を打ち出した。ただし、同行は足下までの実績を踏まえて11年3月末時点におけるWPI上昇率の予測値を改定。従来の前年比7.0%から同8.0%に上方修正した。(RBIのウェブサイト、18日付のビジネス・スタンダード紙=1面と第2部・4面、ビジネス・ライン紙=1・6・7面、ファイナンシャル・エクスプレス紙=1・9面、エコノミック・タイムズ紙=1面から)

03/18/2011


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