日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

01/17/2011 05:41 AM

 民間の医療・人道援助団体「国境なき医師団(MSF)」によると、インド特許庁は、アボット・ラボラトリーズ社とブリストル・マイヤーズ・スクイブ社がそれぞれ特許申請した主要なエイズ治療薬の「ロピナビル/リトナビル」と「アタザナビル」に対し、インド特許法において特許付与に値しないとして、申請を棄却した。MSFは、公衆衛生の保護と、安価な後発医薬品(ジェネリック薬)の製造を引き続き可能にすると歓迎した。

 「ロピナビル/リトナビル」と「アタザナビル」は、世界保健機関(WHO)が第二選択薬による治療に使用するよう推奨している薬。「ロピナビル/リトナビル」は、HIVに感染した乳幼児の第一選択薬による治療に用いられる場合もある。ブリストル・マイヤーズ・スクイブ社がインド特許庁に特許申請した「アタザナビル」は発明の創意に欠けるとし、また、アボット社が特許申請した「ロピナビル/リトナビル」の錠剤は発明の進歩性がみられないとして、インド特許庁はそれぞれの特許付与を却下した。しかし、両社は今回特許付与が却下された薬に関連する別の特許申請も既に行っており、現在審議中。

 インドでは「ロピナビル/リトナビル」と「アタザナビル」は特許権を付与されていないため、ジェネリック医薬品メーカーはこれまでと同様に、エイズ治療薬のジェネリック版を製造することができる。(11年1月12日、MSFの発表などから)

01/14/2011


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