日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

07/27/2010 06:41 AM

 印政府の経済諮問委員会(EAC、委員長:ランガラジャン博士)は23日、「2010-11年度(10年4月-11年3月)の経済展望」を発表し、同年度の実質国内総生産(GDP)成長率を前年比8.5%と予測した。

 09-10年度(09年4月-10年3月)実績の同7.4%を1.1%ポイント上回るのみならず、2月に作成した前回見通しの同8.2%も0.2%ポイントほど上方修正。09-10年度のモンスーン(雨期)が大幅な雨不足に終わったのと打って変わり、10-11年度のモンスーンが平年並みの降雨量と見込まれていることを受け、同年度の農業生産が前年度を大きく上回ると見ているからだ。産業別の成長率は、農業が前年比4.5%(09-10年度は同0.2%)、鉱工業が同9.7%(同9.3%)、サービス業が同8.9%(同8.5%)と予想した。

 同委員会はまた、卸売物価指数(WPI)上昇率が11年3月時点の前年同月比6.5%まで低下すると予測。しかし、需要面からのインフレ圧力を抑制するため、インド準備銀行(中央銀行、RBI)が金融政策を一層の引き締めスタンスで運用するよう提唱した。拡張的な財政政策についても、財政赤字の縮小に向けて手仕舞いする必要性を指摘。財政と金融の両政策面で、世界同時不況という非常時への対応を平時の体制に戻す「出口戦略」の推進を訴えた。

 同委員会はさらに、11-12年度(11年4月-12年3月)の成長率が前年比9.0%に達し、10-11年度をさらに上回ると予測。部門別には、農業が前年比4.0%、鉱工業が同10.3%、サービス業が同9.8%と予想した。(政府報道情報局=PIBとEACのウェブサイト、24日付のビジネス・スタンダード紙=1面、ビジネス・ライン紙=1面、ファイナンシャル・エクスプレス紙=1面から)

07/25/2010


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